すゃすゃ。。。
アメルの寝息がリズム良く。
困った。
帰り道がわかれば、アメルくらい抱えて歩けばイイのだけど…家の方向もわからん(ーー;)
すぅすぅ…
あどけない寝顔を見てると…ムギュ~っと。。。
力を入れると壊しちゃいそうでちょっと怖い…。
小ちゃなアメル。
「お・おもぃ~」
「ぇあ…?!ごめん、寝てた☆」
おれの手を振りほどき、すっくと立ち上がり、
「早く帰らなきゃ、暗くなってるょ」(。•ˇ‸ˇ•。)
アメルの小さな手がおれに差し伸べられた。
その手を軽く握り、おれを立たせようと引っ張るアメルに体重をかけないように立ち上がる。
あたりはもう夕闇の薄暗さ。
アメルに手を引かれながら、家路に。。。
「起こしてくれればイイのに、
もっと遊びたかったのに」(๑òᆺó๑)
頬っぺを少し膨らませながら、
でも手は離さない。。。
少し歩くと見知った場所。
ここからならわかる!
おれの足も早くなる。
家の前で心配そうに待つユキに
「遅くなってごめん、疲れて寝てた」
「うん、ボクが寝ちゃったら、リクも寝ちゃってたんだよ」
嬉しそうにアメルがおれの目を見て
「一緒だね」(๑˃̵ᴗ˂̵)و
ユキは、困ったように笑って、
「さ、手を洗って、レティシアの夕飯の準備手伝っておいで」
「は~ぃ」(*゚▽゚)ノ
「ごめん、明日はちゃんと…」
「アメルの面倒見てくれてありがとう。
おつかれ。」
ぽん!と頭を撫でられて、ぼそっと、
「助かったょ」
「え?!」